こんにちは。今回はフリーランスWebライターについてお話します。
現在、わたし自身フリーランスのWebライターとして活動しています。
近年は、Webコンテンツの需要が高まり、フリーランスのWebライターが活躍する機会が増えています。
本記事では、未経験者でもフリーランスWebライターになれる方法や、案件獲得のコツについて詳しく解説します。
フリーランスWebライターとは？
フリーランスWebライターは、企業や個人から依頼を受けてWebサイトやブログの記事を執筆する職業です。
正社員として特定の会社に属さず、自由な働き方を選択できる特徴があります。
Webライターの主な仕事内容
Webライターの仕事には、いくつかの種類があります。主な仕事内容は以下の通りです。
- 企業ブログやWebメディアの記事執筆
- SEO（検索エンジン最適化）を意識したコンテンツ作成
- 商品やサービスの紹介文作成
- プレスリリースの執筆
- 取材記事の作成
- SNS投稿用のテキスト作成
これらの仕事をによって、クライアントのWebサイトやブログの価値を高め、集客や売上向上に貢献します。
ライティング初心者の場合は、ブログやWebメディアの記事の執筆から始めるケースが多いです。
徐々にスキルを高めて、出来ることことを増やしていくことが重要です。
フリーランスWebライターのメリット
フリーランスWebライターには以下のようなメリットがあります。
・時間や場所にとらわれない自由な働き方ができる
・興味のある分野や得意なジャンルに特化できる
・副業としても始めやすい
・スキルアップに応じて収入を増やせる
・多様なクライアントと仕事ができる
これらのメリットにより、ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が可能です。
フリーランスWebライターのデメリット
一方で、フリーランスWebライターには以下のようなデメリットも存在します。
・収入が不安定になる可能性がある
・案件獲得のための営業活動が必要
・自己管理能力が求められる
・福利厚生がない
・孤独を感じやすい
会社に雇用されていないため常に不安定であり、孤独なのがフリーランスです。
これらのデメリットを理解し、適切に対処することが重要です。
フリーランスWebライターのなり方
未経験からフリーランスWebライターを始めるには、以下のステップを踏むことをおすすめします。
① 必要なツール・環境を整える
フリーランスWebライターとして活動するには、以下のようなツールや環境の準備が必要です。
・パソコン（ノートパソコンがおすすめ）
・安定したインターネット環境（自宅のWi-Fiなど）
・Microsoft WordやGoogleドキュメントなどの文書作成ソフト
・クラウドストレージ（Google DriveやDropboxなど）
・メールなど連絡をとれるツール（chatwork、slackなど）
・請求書作成ソフト
これらのツールを揃えることで、効率的に仕事を進められます。
文書作成ソフトや連絡ツールなどはクライアントによって異なるため、柔軟に対応できるようにしておきましょう。
また、「スマホやタブレットでも執筆できるのでは？」という意見を聞きますが、作業効率や使いやすさの観点からパソコンがおすすめです。
ノートパソコンにすれば、カフェや旅行先で仕事をしたり、打ち合わせ場所に持ち込めます。
② ライティングスキルを身につける
ライティングスキルを向上させるには、以下の方法があります。
書籍で学ぶ
文章作成やSEOに関する書籍を読むことで、ライティングの基礎知識を身につけられます。
実際に、わたしが読んだ書籍でおすすめのものは以下の３冊です。
・「文章力の基本」（阿部紘久著）
・「決戦のWebライティング」（MdN著）
・「いちばんやさしい SEO入門教室」（ふくだたみこ著）
「文章ぐらい誰でも書けるだろう」と思われがちですが、正しい文章を書ける人は意外と少ないものです。（わたしも未だによくわからない日本語を使ってしまうことがあります…）
まずは、文章作成の基本ルールと、SEOの基礎知識を身に付けることが大切です。
スクールやオンライン講座を受ける
ライティングスクールやオンライン講座を受講する方法もあります。
近年は、Webコンテンツの増加にともない講座の数も増えまています。
受講料はかかりますが、モチベーションを維持しながら体系的にスキルを学べるメリットがあります。
ブログを運営する
自分でブログを運営することで、実践的なライティング経験を積めて、さらにSEOの知識も身につきます。
有料ブログであればWordPress、無料ブログであれば、はてなぶろぐ、note、アメーバブログなどが代表的です。
特に、WordPressは、デザインや機能などのカスタマイズ性が高いのでおすすめです。また、多くの企業ブログやWebメディアはWordPressで作られているため、運営することがアピールポイントにもなります。
副業でWebライターを始めてみる
本業の傍ら、副業としてWebライターを始めることもおすすめです。
初心者向けの案件をこなし、リスクを抑えながら経験を積むことができます。
③ ポートフォリオを作成する
ポートフォリオは、自身のライティングスキルや実績を示す重要なツールです。
プロフィールに実績だけ書いてあっても、「実際どんなクオリティのものを作れるのか」を発注者側はイメージできません。
これまで執筆した記事やコラムをまとめた作品集を作ることで「こんな記事を書けます」アピールできます。
特に、以下の点に注意してポートフォリオを作成しましょう。
・得意なジャンルや文体がわかるサンプル記事を掲載する
・実績がある場合は、クライアント名や掲載メディアを明記する
※ポートフォリオに載せてよいか、必ずクライアントに確認すること。
・自己紹介や経歴を簡潔に記載する
・見やすいデザインを心がける
ポートフォリオの作り方はさまざまです。
ワードやGoogleドキュメントにこれまで執筆した記事をまとめて掲載する方法や、個人ブログにいくつか記事を書き、ポートフォリオとして活用する方法などがあります。
わたし自身は、個人ブログにフォートフォリオのページを作り、自己紹介や経歴、実績、執筆した記事を載せています。
④ クラウドソーシングサイトや求人サイトに登録する
フリーランスWebライターの案件を見つけるには、クラウドソーシングサイトや求人サイトの利用が効果的です。
特にクラウドソーシングサイトは、たくさんの企業や個人が仕事を発注しており、未経験者向けの案件もあるので初心者におすすめです。匿名で仕事を受けられるのも魅力のひとつでしょう。
代表的なクラウドソーシングサイトには以下のようなものがあります。
・クラウドワークス
・ランサーズ
・ココナラ
・シュフティ など
これらのサイトに登録し、プロフィールを充実させることで、案件獲得の可能性が高まります。
⑤ 未経験者向けの案件で実績を積む
最初は未経験者向けの案件から始めましょう。
初めは低単価な案件が多いですが、とにかく実績を積むことが大切です。
経験を積むことで、クライアントとのやりとりに慣れたり、納期管理のスキルが身についたりします。
また、ポートフォリオの充実にもつながるでしょう。
実績を積むことで、クライアントからの評価が上がり、収入アップにもつながります。
⑥ 高単価案件・継続案件に挑戦する
ある程度実績を積んだら、徐々に高単価案件や継続案件に挑戦しましょう。
専門性の高い案件の方が、高単価な傾向があります。自分のできそうな分野があれば、積極的に応募しましょう。
納品物の質が高かったり、ライターの対応が良かったりすると、継続的に仕事をもらえることがあります。
さらに実力が付いたら、直接クライアントに単価交渉を行い、承諾してもらえることがあります。
⑦ 慣れてきたら独立を検討する
副業として始めて、ある程度の実績と収入の見通しが立ったら、フリーランスWebライターとしての独立を検討しましょう。独立する際は以下の点に注意が必要です。
・安定した収入源を確保する
・貯金（半年～1年分）を用意する
・確定申告の準備をする
・健康保険や年金の手続きを行う
準備を整えておくことで、独立後も安定して仕事に打ち込めるでしょう。
フリーランスWebライター案件を獲得する方法
案件獲得は、フリーランスWebライターにとって重要な課題です。
以下の方法を組み合わせて、効果的に案件を獲得しましょう。
クラウドソーシングサイトを利用する
クラウドソーシングサイトは、未経験者にとって案件獲得の有効な手段です。
特に案件数が多いのは、クラウドワークスやランサーズなどのサイトです。
以下の点に注意することで、効果的に仕事を獲得できます。
・プロフィールを丁寧に作成する
クラウドソーシングサイトのプロフィール欄に自信の自己紹介や経歴、実績、PRなどを、漏れなく丁寧に記載しましょう。
・提案文などのメッセージを個別に作成する
案件に応募する際は、発注者にメッセージを送ります。１日何件も応募しているとメッセージ内容をコピペして使いまわしたくなるものです。しかし、アピールする事柄や提案文は案件ごとに変えるべきです。１件１件、発注者の求める内容に沿ってメッセージを作りましょう。
・なるべくたくさん応募する
ライターの仕事は競争率が高いため、初めの頃はなかなか案件を獲得できません。そのため、自分にできそうな案件があればなるべく数多く応募することが大切です。
わたし自身、１日10件応募したのに１件も返信が来ないことがありました。
・評価やレビューを大切にする
報酬支払われて仕事が完了したら、ライターとクライアントが互いに評価・レビューを行えます。この際、誠実に相手を評価し、「どのような点がよかった」などをコメントに残すことをおすすめします。また、クライアントからの評価にもしっかり向き合い、次の仕事に活かすことでレベルアップします。
以下の記事でグラウドソーシングサイトでの稼ぎ方について詳しく紹介しているので参考にしてください。
求人サイトから応募する
Webライター専門の求人サイトや、一般の求人サイトのライター枠にも注目しましょう。
「フリーランス」というと、クラウドソーシングサイトばかり見がちですが、業務委託の枠でWebライターを募集している求人もあります。
自分に合った仕事が見つかる可能性があるので、活用してみることをおすすめします。
SNSやブログを活用する
SNSやブログを活用して仕事を獲得する方法もあります。
例えば、InstagramやX（Twitter）などで積極的に発信することで、自身の専門性やスキルをアピールすることができます。そのときは、ポートフォリオも活用してください。
SNSに個人ブログのリンクを貼ったり、ブログに問い合わせ窓口を設ける方法も有効です。
フリーランスWebライターで稼ぐコツ
フリーランスWebライターとして安定した収入を得るコツを紹介します。
プロフィールを充実させる
クラウドソーシングサイトや自身のWebサイトのプロフィールは、クライアントの目に留まる重要な要素です。以下の点に注意して、内容を充実させましょう。
・経歴や実績を具体的に記載する
・得意分野や専門性をアピールする
・自己PRを簡潔にまとめる
・プロフィール写真を用意する
プロフィールが雑だと、良い案件を受けることはできません。「この人はやる気がない」「雑な仕事をするのかも」という印象を与えてしまうからです。
経歴や実績、得意なこと、自己PRをしっかり記載しましょう。顔写真を公開する必要はありませんが、ライターらしいプロフィール写真も用意しましょう。
専門ジャンルを持つ
特定のジャンルに特化することで、高単価案件を獲得しやすくなります。
特に、以下のジャンルは特に需要が高く、単価も高い傾向にあります。
・金融（投資、保険、不動産など）
・医療・健康
・美容
・IT・テクノロジー
・法律
・転職
特定のジャンルの知識を深め、専門性を高めることで競争力が高まります。
わたし自身、法律や転職、IT関連に特化したころで収入がアップしました。
スキルを増やす
文章を書くこと以外にも、さまざまなスキルを身につけることで仕事の幅が広がります。
例えば、SEOに関する知識や、Webマーケティングの知識、コピーライティングなどが挙げられます。その他にも、記事の執筆に加えて、画像作成（canvaなど）やWordPressの操作ができると重宝されるでしょう。
スキルを組み合わせることで、クライアントに総合的なサービスを提供できます。
執筆速度を上げる
執筆速度を上げることで、同じ時間でより多くの案件をこなせるようになります。
もちろん、タッチタイピングの練習も効果的ですが、AIや音声入力ツールの利用がおすすめです。
特に、ChatGTPやPerplexityなどのAI技術を活用した検索エンジンが有効です。
わたし自身、SEOキーワード選定や構成案の作成、コラム執筆後のチェックなどにAIを使用しています。
フリーランスWebライターの注意点
最後に、フリーランスWebライターとして活動する際の注意点をお話します。
契約書を交わす
トラブル防止のため、直接契約したクライアントとは必ず書面で契約を交わしましょう。
口頭での合意だけでは、後々問題が生じる可能性があります。
契約書には以下の項目を明確に記載しましょう。
- 業務内容と納品物の詳細：具体的な作業範囲、記事の文字数、修正回数など
- 報酬額と支払い条件：金額、支払い方法、支払い日
- 納期：締め切りと中間報告のスケジュール
- 著作権の帰属：二次利用の可否も含めて
- 機密保持条項：クライアント情報の取り扱いについて
- 契約解除の条件：どのような場合に契約を終了できるか
また、契約書は必ず双方で保管し、内容に変更がある場合は書面を交わすことが重要です。
確定申告を行う
フリーランスの場合、自身で確定申告を行う必要があります。以下の点に注意しましょう。
- 収入と経費の記録を適切に管理する：専用のソフトやアプリの利用も検討
- 確定申告の期限を厳守する
- 必要に応じて税理士に相談する：特に初めての確定申告時は専門家のアドバイスが有効
- 青色申告を検討する：65万円の控除が受けられ、税制上有利
- 経費として認められる項目を把握する：パソコン、通信費、書籍代など
- 源泉徴収の有無を確認し、適切に処理する
収入が安定してから独立する
副業から始めて、収入の見通しが立ってから完全に独立することをおすすめします。
以下の条件を満たしてから独立を検討しましょう。
- 収入がコンスタントにある：安定した生活基盤の確保
- 半年分以上の生活費を貯金している：不測の事態に備える
- 複数の安定したクライアントがいる：特定のクライアントに依存していない
- スキルアップの見通しが立っている：継続的な成長の可能性
- 健康保険や年金の手続きを理解し、準備している
- ワークライフバランスを保つ自己管理能力がある
これらの条件を満たすことで、より安定したフリーランスライフを送ることができます。
まとめ
フリーランスWebライターは、自由な働き方ができる魅力的な職業です。
未経験から始める場合も、段階的にスキルを磨いて実績を積むことで、十分に活躍できる可能性があります。
本記事で紹介した始め方や案件獲得のコツや注意点を参考に、自分のペースでフリーランスWebライターとしてのキャリアを築きましょう。
継続的な学習と実践、そしてクライアントとの信頼関係の構築が成功への鍵となります。
最後に、フリーランスWebライターとしての成功は、単なる収入の増加だけでなく、自己実現や生活の質の向上にもつながります。
自分の強みを活かし、やりがいを感じられる仕事を見つけることが、長期的な成功につながるでしょう。
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