最近は副業を始める人が増えており、中でもWebライターは未経験でも始めやすい副業として人気です。わたし自身も、約2年間会社で働きながら副業でWebライターをしていました。
しかし、「Webライターを始めたいけど、具体的に何をすればいいの?」という方は多いのではないでしょうか。
今回は、未経験から副業でWebライターを始める方法を紹介します。始めるときのポイントや注意点もお話するので、Webライターに挑戦したい方はぜひ参考にしてみてください。
Webライターってどんな仕事?
Webライターは、Web上に掲載される文章を書く仕事です。
例えば、企業のホームページやブログ、運営するメディアに掲載する記事やコラムが挙げられます。最近では、インスタグラムやX(旧ツイッター)の投稿文やYoutube動画の台本作成などもWebライターの仕事の1つです。
「Webライター」と一口に言っても種類はさまざまで、大きく以下のように分けられます。
- SEOライター
Webサイトが検索結果で上位に表示されるよう工夫して文章を書く仕事です。検索ユーザーの検索意図や検索キーワードを分析して、検索ユーザーの抱える課題を解決するための有益な情報を提供する必要があります。検索結果からWebサイトの訪問者を増やせるため、企業やメディア運営者から重宝されます。
≫【超初心者向け】SEOとは?仕組みと対策方法、注意点をわかりやすく解説! - セールスライター
販売する商品やサービスを効果的にアピールし、消費者の購入・申込みといった行動を促す文章を書く仕事です。商品のメリットや魅力を多角的に伝える力や、消費者の購買意欲を高める文章力が求められます。 - 取材ライター
取材対象者にインタビューを行い、その人の思いや伝えたいことを記事にする仕事です。インタビュー内容を上手にまとめるスキルだけでなく、高いコミュニケーション力や取材力も必要です。 - コピーライター
商品やサービスの知名度やブランドイメージを高める宣伝文を作成する仕事です。例えば、キャッチコピーやキャッチフレーズの考案などが挙げられます。セールスライターと似ていますが、コピーライターの場合は、購入を促すことより「顧客に商品やサービスを印象づける」ことが主な目的となります。
未経験の場合、まずはSEOライターを目指すことをおすすめします。セールスライターなどの職業は、マーケティングの専門知識やスキルが必要であり、未経験者が副業で始めるには難易度が高いと考えられます。
未経験から副業Webライターを始める5ステップ
未経験からWebライターを始める場合は、次のステップで進めていくのがおすすめです。
①作業環境を整える
②クラウドソーシングサービスに登録する
③プロフィールを作成する
④未経験募集の案件に応募する
⑤受注、納品する
ここからは、それぞれのステップを具体的に解説します。
①作業環境を整える
Webライターに最低限必要なものは、パソコンとインターネット環境です。
パソコンは一般的な操作がスムーズにできるスペックであれば問題ありません。カフェなどで作業したい場合は持ち歩きできるノートパソコンを使いましょう。
スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末でも執筆や納品が可能ですが、操作がしづらく作業スピードが落ちるためおすすめしません。効率的に作業するためにもパソコンは必須です。
最近ではGoogleドキュメントで納品するケースが増えています。あらかじめ、Googleのアカウント登録を済ませ、使い方に慣れておくと安心です。
また、クライアントとのやり取りをスムーズに行うためにも、Wi-Fiなどの安定したインターネット環境を整えましょう。
②クラウドソーシングサイトに登録する
クラウドソーシングは、企業や個人がインターネット上で不特定多数の人に業務を依頼できるサービスです。
Webライターの募集が多いため、仕事のツテのない方はまずクラウドソーシングサイトに登録することをおすすめします。
特におすすめのサイトは、利用者数が多く、案件も豊富なクラウドワークスやランサーズです。未経験OKな案件も多くあるため、初心者ライターでも安心して取り組めるでしょう。
③プロフィールを作成する
クラウドソーシングサイトに登録したら、自身のプロフィールを作ります。
自己紹介、経歴やスキルなどを記載し、プロフィール画像を設定します。未経験の場合はまだ実績がないため、Webライターとしても意気込みをしっかりアピールしましょう。まずは、発注者に信頼されることが大切です。
後述しますが、プロフィールをてきとうに書いてしまうと、受注のチャンスを逃す可能性があります。
④未経験募集の案件に応募してみる
プロフィールを作ったら、クラウドソーシングサイトでWebライターの案件を探してみましょう。
先述したクラウドソーシングサイトやランサーズであれば、未経験でも応募できる案件が多数あります。対応できそうな案件があれば積極的に応募してみましょう。
応募したい案件が見つかったら、発注者あてにメッセージを送ります。メッセージに何を書いていいか分からない場合は、サイトのテンプレートを活用しましょう。
またクラウドソーシングサイトには、アンケートに応えたり、簡単な文章を作成する「タスク案件」があります。クライアントに対して応募することのハードルが高ければ、まずはいくつかタスク案件をこなしてみるのもおすすめです。
⑤受注、納品する
応募後、発注者から合否の返信が来ます(不採用の場合は返信がない場合もあります)。
合格の場合は、ライターが報酬や納品期限などの条件に同意することで、正式に契約成立(受注)です。発注者から指定されたルールにしたがって執筆・納品します。
発注者に納品する前は、必ず誤字脱字の確認や不自然な表現がないかを見直します。また納品する際、「お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認をお願いいたします。」のような丁寧なメッセージ文を添えると好印象です。
納品後、発注者から修正依頼やフィードバックがあった際は誠実かつ迅速に対応しましょう。
初心者向けの案件の場合、詳しいマニュアルを提示してくれるケースが多く、初心者ライターでもスムーズに作業を進められます。
案件によっては、スキルレベルの確認のため、テストライティングの実施を求められることがあります。無報酬の場合もありますが、受注するために必要な工程なのでしっかり対応しましょう。
まずは、案件に応募⇒受注⇒納品⇒フィードバック⇒再納品⇒完了 を繰り返し、実績を重ねます。ある程度案件をこなし、ライティングに慣れてきたら、経験者向けの案件にも応募してみましょう。
未経験から副業Webライターを始めるときのポイント
Webライターとして、成果を出すにはいくつかコツがあります。
ここからは、未経験から副業Webライターを始めるときの押さえるべきポイントを3つ紹介します。
ライティングの基礎を学ぶ
何の知識もなく、ただやみくもにライティングを始めると成果は表れにくいです。なかなか受注につながらず、挫折してしまうこともあります。
文章作成の基本ルールや、SEOの仕組みなどは理解しておきましょう。基本的な知識は、書籍やWebライターの講座などで学べます。
わたしの場合は、本や検索で上位表示されている記事を読んで勉強しました。最近は初心者向けの本もあり、とてもわかりやすく解説されています。
ブログを開設する
自分でブログを作って記事を投稿するのもおすすめです。
特に初心者にとっては、ライティングの練習になり、ポートフォリオ(※これまでの実績をまとめた作品集)として利用できます。クラウドソーシングで「実績がない」と悩んでいる方も、自身のブログを実績代わりにアピールできるのは大きなメリットです。
ブログは「WordPress(ワードプレス)」がおすすめです。実際に多くの企業サイトで使われているため、ワードプレスの運用経験があるとクライアントからの評価につながる可能性があります。
プロフィールを充実させる
クラウドソーシングサイトのプロフィールを充実させることも重要です。
発注者は、ライターのプロフィールを見て依頼するか判断します。そのため、「この人になら安心して依頼できる」と思ってもらう必要があります。まずは信頼を得るためにもプロフィールはしっかり記載する必要があります。
未経験で実績がない分、自分の強みやスキル、意気込みをしっかりアピールしましょう。プロフィール画像に関しては、顔を晒す必要はありませんが、印象付けるためにも画像を掲載することをおすすめします。
わたし自身、ライター始めたての頃、スカスカのプロフィールでクラウドソーシングに登録していました。内容をしっかり記載し、プロフィール画像を設定してから、受注件数がかなり増えた経験があります。
副業Webライターを始めるときの注意点
Webライターは未経験でも始めやすい副業ですが、注意点もあります。
ここからは、副業Webライターを始めるにあたって認識しておくべきことを紹介します。
すぐには稼げないことを理解する
Webライターはすぐには稼げません。
初めはなかなか受注がとれなかったり、未経験者可の案件は低単価であったりするからです。記事を書くためのリサーチに時間がかかり、時間単価にすると割に合わないということもあります。
Webライターは徐々に実績を積み重ねて稼げるようになります。
たくさん書いているのになかなか稼げず、諦めてしまう人も少なくありません。
実際に、私も月1万円稼げるようになるまでに約半年かかりました。「はじめは稼げない」ということを、しっかり認識して継続することことが大切です。
低単価過ぎる案件への応募
低単価過ぎる案件には注意しましょう。
未経験だと単価が低くなりがちですが、時々「低すぎる」案件があります。例えば「何時間もかかる仕事なのに報酬が数十円」など、明らかに低単価なものは避けましょう。
実績やスキルアップにはつながるかもしれませんが、効率が悪く疲弊してしまう可能性があるので注意しましょう。
まとめ
Webライターは未経験でも始めやすい副業です。正しい方法で実績を重ねれば、月に数万円~数十万円稼ぐことも可能です。
まずはライティングの基礎を学びつつ、クラウドソーシングで案件にチャレンジしてみましょう。
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