こんにちは。
今回は、未経験から法務への転職についてお話します。
わたし自身、完全未経験で大手企業の法務部門に転職した経験があります。
「法務」というと、なんだか難しそうなイメージを持たれる方は多いのでは。
この記事では、自身の経験をもとに、未経験から法務へ転職するために必要なスキルやコツ、実践したことを紹介します!
1. 未経験から法務に転職できる?
法務職は企業の法的リスクを管理し、契約やコンプライアンスを担当する重要な職種です。
近年のコンプライアンス強化や国際取引の増加により、法務人材の需要は高まっています。
法務職の役割と仕事内容
法務は、契約書の作成・審査、社内規程の整備、訴訟対応、知的財産管理などを担当します。
法律事務所と異なり、企業の事業活動を円滑に進める役割も求められます。
未経験OKの法務求人はどのくらいある?
求人数は多くありませんが、未経験者を歓迎する求人も一定数あります。
特に、「契約業務」「コンプライアンス担当」「社内弁護士の補助業務」などのポジションが狙い目です。
2. 未経験から法務職を目指せる人の特徴とは?
次に、未経験から法務への転職を目指せる人の特徴を紹介します。
どんな職種・業界から法務に転職しやすい?
未経験であっても、以下のように、元々の職種が法務の仕事に活かせるケースがあります。
- 営業職
法務は、取引先と契約交渉を行う場合があります。営業職の経験があれば、契約交渉経験が活かせる可能性があります。 - 総務・人事・労務
総務部門の契約管理や社内規程整備に関する業務は法務職でも活かせるでしょう。また、人事や労務経験があれば、労働法に関する知識が役立つでしょう。
法務未経験者がアピールできるスキル・経験
- 論理的思考力
法務には、法的リスクを分析する力が必要です。未経験であっても、論理的思考ができる人材は重宝されるでしょう。 - コミュニケーション能力
法務は社内外の人間と深くかかわることがあります。そのためコミュニケーション能力は必須です。 - 文書作成能力
契約書や規程の作成も行うため、文書を作成するスキルも求められます。
文系・理系どちらでも転職できる?
文系・理系問わず可能ですが、法学部出身者は有利です。
一方、理系出身者は知財法務など特定分野での活躍が期待されます。
わたし自身は理系出身ですが、資格やスキル、コミュニケーション能力などアピールしました。
3. 未経験から法務へ転職するために必要なスキル・資格
次に、未経験から法務へ転職するために必要なスキルや資格を紹介します。
法律知識はどこまで必要?
まず、基本的な民法・会社法・労働基準法の知識は必要です。
その他にも、個人情報保護法や下請法や景品表示法など、業界によってはさまざまな法律知識を求められます。
しかし、実務で求められるのは「条文を調べ、適切に適用する能力」です。
法律をすべて理解していなくても、その場で調べて柔軟に対応する能力が重要です。
取得しておくと有利な資格
- ビジネス実務法務検定(2級・3級)
基礎知識を証明できます。1級はかなり難しいですが、2級、3級は、比較的取得しやすいのでオススメです。 - 行政書士
法律知識のアピールに有効な国家資格です。難易度は高いですが、持っていると有利です。 - TOEIC
英語能力は、国際法務を目指す場合に有利です。
わたしは行政書士の資格を持っていたので、法律知識があることをアピールしました。
ビジネス実務法検定2級は、法務に入ってから取得しました。
これから学ぶ姿勢をアピールするのも有効です。
4. 未経験でも採用されやすい法務の仕事・企業の選び方
「法務」といっても、種類や業界によって、仕事内容が異なります。
企業法務・法律事務所・コンプライアンスの違い
- 企業法務:企業内で法務業務を担当。主に契約業務や社内の法律相談など。
- 法律事務所:弁護士の補助業務を担当。主に訴訟対応や書面作成など。
- コンプライアンス:社内の法令遵守体制の整備を担当。社内通報窓口の対応など。
未経験者歓迎の求人を探すコツ
- 「未経験歓迎」や「ポテンシャル採用」の求人を狙う
- 「契約管理」「法務アシスタント」などのポジションからスタート
5. 転職エージェント・求人サイトを活用する方法
未経験の場合、転職エージェントを利用することをオススメします。
未経験者向けの法務求人を扱うエージェント3選
法務に特化した転職エージェントには、以下の3つがあります。
- MS-Japan:管理部門専門
- リーガルジョブボード:法務特化型
- リクルートエージェント:求人数が豊富
転職サイト vs エージェント、どちらを使うべき?
- 転職サイト
自分で求人を探せて、自分のペースて転職活動を進められる。 - 転職エージェント
専門家のアドバイスが受けながら、転職活動を効率的に進められる。履歴書や職務経歴書の添削なども行ってもらえる。
わたしが転職したときは転職エージェントを利用しました。
非公開の求人を紹介してもらえたり、企業への連絡を代行してたり、いろいろメリットがあります。
6.未経験転職で後悔しないためのポイント
- 転職理由を明確にする
未経験の場合、「どうして法務なの?」と面接で聞かれます。
かならず、法務へ転職したい理由を明確にしておきましょう。理由が曖昧だと悪い印象を持たれてしまいます。 - 事前に基礎知識を習得する
まったく法律知識がない状態では「本当に法務に興味があるの?」と疑念を抱かれる可能性があります。ビジネス実務法務検定などの資格をとったり、自分で法律の勉強をして基礎知識を身に付けたりするのが大切です。
7. まとめ|未経験から法務転職を成功させるために今すぐやるべきこと
何の対策もせず、未経験から法務への転職を目指すのは難しいです。
まずは、次のことを行いましょう。
- まずは法務の基礎知識を学ぶ
- 転職市場・求人のチェックを開始する
- 早めに転職エージェントに登録して情報収集
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