こんにちは。さきです。
今回は適応障害についてお話します。
わたしは仕事のプレッシャーや人間関係などのストレスで、適応障害になった経験があります。
職場などの大きなストレスで適応障害になると、心身ともにさまざまな症状が現れます。
今回は、わたしの実体験をもとに、適応障害で起こる症状や改善する方法を紹介します。
現在、強いストレスを抱えている方や、謎の体調不良が続いてる方などは、ぜひ参考にしてみてくださいね。
適応障害とは?
適応障害とは、特定のストレスが原因で引き起こされる心身の症状であり、日常生活に支障をきたす疾患と言われています。
原因となるストレスは、「重大な生活上の変化やストレスに満ちた生活上の出来事」です。
例えば、仕事、転居、転職、結婚、離婚などが挙げられるでしょう。
ストレスに対する感じ方や耐性には個人差がありますが、生活上の変化や出来事が、その人にとって耐えがたい場合に症状が現れることがあります。
適応障害とうつ病の違い
適応障害とうつ病は症状が似ているため混同されがちですが、明確な違いがあります。
適応障害は特定のストレスが原因で発症しますが、うつ病は慢性的なストレスによって発症します。
また、うつ病には明確な原因がない場合があります。
そのため、多くの場合、適応障害はストレス要因から離れると症状が安定します。
これに対して、うつ病はどこに居ても四六時中気分が落ち込み、症状が改善しないといった特徴があります。
適応障害は、うつ病の一歩手前の状態とも言われており、適応障害が悪化するとうつ病に移行する可能性があります。
適応障害の主な症状
ここからは、適応障害の主な症状を紹介します。
なお、これらはわたしが適応障害になったときに実際に現れた症状です。
睡眠障害
適応障害になると、不眠などの睡眠障害が生じることがあります。
寝つきが悪くなったり、夜中に何度も目が覚めたり、眠りが浅くなったりします。
反対に、疲労が溜まり過眠状態になって寝すぎてしまう人もいるようです。
睡眠障害は、日中に眠くなったり、集中力が低下したり、仕事などの日常生活に支障をきたします。
集中力の低下によりミスが増え、さらにストレスが蓄積し、悪循環に陥ることがあります。
わたしの場合、ひどい不眠に悩まされました。
疲れているはずなのに明け方まで眠れなかったり、夜中に目が覚めてしまい朝まで眠れなかったりしました。毎日2~3時間ほどしか眠れておらず、朝はいつも体がだるくて本当に辛かったです・・・。
気分の落ち込み
適応障害になると、気分が落ち込んだり、何もやる気がでなくなったりします。
また、ちょっとしたミスなどで自分に自信が無くなってさらに気持ちが落ち込んでしまうことがあります。
気分の浮き沈みは誰にでも起こり得ますが、頻繁に落ち込んだり、気分の低下が続いたりする場合は要注意です。
突然涙が出る
適応障害になると、日常生活で特に理由がないのに突然涙が出ることがあります。
急に涙が出るのは、強いストレスが原因になっている可能性があります。
わたしは、仕事中や帰宅中や寝る前に突然涙が止まらなくなることがありました。
何が原因か分からないけど、辛くて悲しくて泣いてしまい、周りを驚かせてしまったことがあります・・汗
めまい・動悸・吐き気
特に風邪をひいてるわけでもないのに、めまいや動悸、吐き気などの症状が現れることがあります。
人によっては、頭痛や腹痛などが生じる場合もあるようです。
ストレスが原因で身体に不調が生じている可能性があります。
特に、職場のオフィスに入る前や仕事中、電車の中でよく体調を崩していました。
体調不良だと思って病院に行きましたが、特に異常なしと診断されました。
この他にも、特定の人の前で話すときに動悸と手の震えが止まらなかったり、会議や打ち合わせの場で声が出なくなったり、といった症状もありました。
顔つきが変わる
ストレスや不眠が原因で無表情でぼんやりした顔つきになることがあります。
また、緊張で顔がこわばったり、顔色が悪くなったりもします。
無自覚であることが多く、「最近暗いね」「何か落ち込んでるの?」などと周りから指摘されるようになったら要注意です。
体が凝る
ストレスで常に体が緊張状態になっているため、首や肩、腰などが全身ががちがちに凝ることがあります。
わたしは、常に全身の凝っていて、マッサージや鍼に通っても良くなりませんでした。
ぎっくり腰になったこともありました・・。
適応障害を改善する方法
適応障害を改善するにはどうすればよいのでしょうか。
ここからは、実際に私が実践した方法を紹介します!
ストレスから離れる
基本的に、適応障害は原因となっているストレスから離れると改善します。
まずはストレスとなっている環境から距離を置きましょう。
心療内科で適応障害と診断されたとき、診断書を出してもらいすぐに休職しました。
ほとんどの場合は、医師の診断書があれば休職できるかと思います。
会社によってルールが異なる場合があるので、就業規則を確認し、休職に必要な手続きをとりましょう。
薬物療法
症状がひどい場合は、心療内科で薬を処方してもらいます。
睡眠障害であれば睡眠導入剤、不安症であれば抗不安剤、頭痛がひどければ頭痛薬など、症状に合った薬を出してもらいましょう。
わたしの場合は不眠と不安がひどかったため、睡眠薬と抗不安剤を処方してもらいました。
薬に対して抵抗がある方もいるかもしれませんが、わたしは薬のおかげでかなり体がラクになりました。徐々に薬の量を減らし、今ではほとんど飲んでいません。
十分に休む
ストレスから距離を置いたら、十分に休みましょう。
まずは心身の回復を最優先し、十分に療養することが重要です。
無理せず、医師の指示に従って徐々に活動量を増やしていきましょう。
休職する期間も、担当医に相談しましょう。
わたしは3カ月ほど休職し、ある程度回復しました(休職後、結局退職しましたが・・)。
適応障害かもと思ったら
強いストレスを感じていて、心身の不調がある場合、まずはセルフチェックしてみましょう。
適応障害の可能性があれば、心療内科で受診することをオススメします。
適応障害になりやすいのは、真面目で責任感の強い人です。
そのため「他の人はもっと頑張ってる」、「自分は怠けてるだけだ」と考えがちです。
しかし、ある人にとっては大きなストレスに感じることが、他の人にとってはそうでなかったりと、ストレスに対する感じ方や耐性に個人差があります。他人がどう感じるかは関係ありません。
無理をせず、まずは自分の心と体を休めることを優先しましょう。
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