こんにちは。
今回は「SEOとは？」のテーマでお話します。
「SEOってよく聞くけど仕組みがよく分からない…」「実はぼんやりとしか理解していない…」という方は意外は多いのではないでしょうか？わたし自身も、ライティングを始めたばかりの頃は同じような悩みを抱えていました。
この記事では、SEOについて超分かりやすく解説します。
ライター活動をしている方、これからライターを目指したい方はぜひ参考にしてください。
SEOとは？｜検索結果の1ページ目に表示されるための取り組み
SEOとは、「検索エンジン最適化」の略称で、Webサイトやブログを検索結果の上位（１ページ目の上の方）に表示させるための取り組みを指します。
「●●について調べたい」「●●の方法を知りたい」「●●を買いたい」というとき、スマホやパソコンを使って検索しますよね。
例えば、「これからノートパソコンを買いたい」という人が、Googleで「ノートパソコン おすすめ」と検索した場合、以下のような検索結果が出ます。
検索結果の上位には、おすすめのノートパソコンを製品別に紹介するサイトが並んでいることがわかります。ほとんどの人は、検索して上の方に表示されたページを参考にするかと思います。
つまり、検索結果で上位に表示されるほどサイトの訪問者が増え、商品が売れたりサービスを利用してもらえたりする可能性が高まるのです。
このように、検索結果の１ページ目の上位にサイトを表示させるための施策を「SEO対策」といいます。上位表示されるサイトは、適切なSEO対策を行っていると考えられます。
検索順位が決まる仕組み
検索順位は、検索エンジンによって決められます。「検索エンジン」とは、インターネット上のコンテンツを検索するサービスのことです。GoogleやYahoo!などが代表的な例です。
おおまかにいうと、検索順位は、①クロール⇒②インデックス⇒③検索結果に反映 の流れで決まります。
ここからはこの流れを具体的に説明します。
① クローラーによる情報収集
インターネット上では、「クローラー」というロボットが24時間365日Webサイトを巡回しています。
クローラーは、Webサイトのリンクをたどりながら、次々と新しいサイトに移動しながら情報を集めているのです。このサイトを巡って情報収集することを「クロール」と言います。
クローラーに一度も巡回されないWebサイトは、そもそも検索結果に表示されません。
そのため、SEO対策を行っても無駄になってしまう可能性があります。
インデックスされる
SEOにおけるインデックスとは、Webサイトが検索エンジンのデータベースに登録されることを指します。このデータベースに登録されることを「インデックスされる」と言います。
クローラーによって発見されたWebサイトは、インデクサというロボットによって、サイトの中身をチェックされ、「このサイトにはどのような内容が書かれているか」などを、検索エンジンのデータベースに登録します。例えば、「このサイトは、初心者におすすめのノートパソコンについて書かれている」などと分析するのです。
この工程により、検索エンジンがそのサイトの内容を認識できるようになります。
検索結果に反映される
クローラーにWebサイトを見つけてもらい、インデックスされることで、検索結果に表示されるようになります。
インデックスされたWebサイトは、ユーザーが検索したキーワードとの関連性や、内容の質や分かりやすさなどを踏まえて順位付けされます。
例えば、ユーザーが 『ノートパソコン おすすめ』と検索した場合は、「このキーワードであれば、このWebサイトを案内するのが良さそうだ」と検索エンジンが自動的に判断します。そして、インデックスされているWebサイトをランキング付けして検索結果に表示させるのです。
なお、この順位付けには、Google独自のルールがあります。このルールはユーザーの反応などにより、日々改良されており、詳細はGoogleの社員でもわからないと言われています。
【初心者向け】SEO対策の基本
SEO対策を行う際は、基本的なルールを知っておくことが大切です。
ここからは、初心者でも始めやすい対策方法をわかりやすく解説します。
① キーワード選定
SEO対策で重要なのがキーワード選定です。
次のポイントを意識して選びましょう。
- ターゲットユーザーを考える
ユーザーがどんな目的でそのキーサードを使うかをイメージし、その人が使いそうな言葉を選びます。
例えば、有馬温泉の料金を調べたい人向けあれば「有馬温泉 料金」、有馬温泉までの経路を知りたい人向けであれば「有馬温泉 行き方」のキーワードが適切と言えるでしょう。 - 具体的なキーワードを狙う
「温泉」などの一般的かつ特定のキーワードで検索上位を目指すことは至難のわざです。「温泉」と検索すると、おそらく大手旅行会社のサイトで検索結果の１ページ目が埋まるでしょう。「温泉 京都 安い」など具体的なキーワードを狙うことで、競合が少なく上位表示されやすくなります。 - ツールを活用する
Google キーワードプランナーやラッコキーワードなどのツールを使うと、ユーザーに検索されているキーワードを調査できます。
適切なキーワードを選ぶことで、サイトが検索結果に表示されやすくなります。
SEO対策に重要なサジェストキーワードについて、以下の記事で紹介してるのでぜひ確認してみたください。
② ユーザーに役立つコンテンツを作成する
SEOで最も重要なのは、ユーザーに価値を提供するコンテンツであることです。
次の点に注意して記事を書きましょう。
- ユーザーの悩みや疑問を解決する
ユーザーの検索意図（何を知りたくて検索しているか）を考え、それに明確に答える内容を書くことが大切です。例えば、「京都 お土産」と検索したのに、京都の観光地ばかりを紹介する記事が出てきては、ユーザーの検索意図に沿った内容とは言えません。
上位表示されている他のサイトを参考にするなどして、ユーザーのニーズを押さえることが大切です。 - わかりやすい構成にする
記事を作る際、タイトル（H1）、見出し（H2・H3）で内容を整理し、ユーザーが読みやすい文章にしましょう。行間や段落の間隔などを工夫することも大切です。 - キーワードを自然に盛り込む
記事のタイトルや見出し、本文にキーワードを多く含めるように工夫しましょう。
ただし、無理やりキーワードを入れると不自然になり逆効果なので注意してください。
検索エンジンにも、ユーザーにとってもわかりやすく、良質なコンテンツ作りを心がけましょう。
③ Webサイトの構造を改善する
Webサイトの構造が分かりやすいと、検索エンジンとユーザーの両方に好まれます。
次のポイントを押さえましょう。
- 内部リンクを適切に配置する
内部リンクとは、同じWebサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。関連する記事同士をリンクでつなぐことで、ユーザーがサイト内で情報を探しやすくなります。
また、先述したクローラーはリンクをたどってサイト内を巡回するため、適切に内部リンクを配置することで、検索結果に表示されやすくなるのです。 - モバイルフレンドリー
モバイルフレンドリーとは、スマホやタブレットなどでウェブサイトが見やすくて使いやすい状態であることを言います。最近はスマホで検索するユーザーが多いため、スマホでも快適に閲覧できるデザインが必要です。 - 目次機能の活用
長い記事には目次をつけると、ユーザーが必要な情報にすぐアクセスできます。
初心者でもこれら基本的なポイントから始めれば、着実にSEO対策の効果が実感できるようになります。まずは一つずつ取り組み、自分のペースでスキルアップしていきましょう！
SEO初心者が気をつけるべき注意点
SEO対策を行う際は、正しい方法で取り組むことが大切です。
間違った手法を使うと、検索順位が下がったり、ペナルティを受けたりする可能性があります。
ここから、初心者のSEOライターが陥りやすい注意点について解説します。
過剰なキーワード詰め込みは逆効果
キーワードを記事に盛り込むことはSEO対策の基本ですが、過剰に詰め込むと逆効果です。
例えば、同じキーワードを不自然に繰り返すと、検索エンジンから不正と判断されることがあります。
その結果、検索順位が下がったり、最悪の場合はペナルティを受けることも。
キーワードは自然な形でタイトルや見出し、本文に散りばめることを心がけましょう。
ペナルティに引っかかるリスクを理解する
検索エンジンは、不適切な方法でSEO対策を行うWebサイトをペナルティの対象をすることがあります。
例えば、無断で複製された記事や、サイト内で重複する記事、自動生成された記事など、低品質なコンテンツがこれにあたります。また、虚偽の内容や未承認の医薬品などを宣伝するコンテンツもペナルティの対象となります。
ペナルティに引っかかると、検索表示されなくなったり、検索順位が大幅に下がったりします。
初心者はまずガイドラインを確認し、正しい方法でSEO対策を行いましょう。
コンテンツの量より質を優先しよう
「たくさん記事を書けば検索順位が上がる」と思ってしまいがちですが、コンテンツの質が低ければ逆効果になります。
薄っぺらい内容の記事やユーザーの役に立たない情報は評価されません。例えば、ChatGTPを使って記事を量産しても評価されず、検索順位も上がらないでしょう。
読者の悩みや疑問を解決する質の高い記事を書くことが重要です。
コピペは絶対にNG
他サイトから文章をコピーして貼り付ける行為（コピペ）は、著作権侵害になるだけでなく、検索エンジンからも評価されません。
検索エンジンはオリジナルコンテンツを重視しており、コピペした記事は検索結果から除外される可能性があります。
初心者でも、自分の言葉で記事を書く練習を積むことで、オリジナルなコンテンツを作成できるようになります。
まとめ
SEOとは検索順位を上位にするための取り組みであり、SEO対策は、正しい知識をもって行うことが大切です。
初めは時間がかかり大変かもしれませんが、キーワード選定やコンテンツ作成に取り組むことで安全かつ効果的なSEOライティングが可能になります。
まずは基本を押さえながら、一歩ずつスキルアップしていきましょう！
コメント